国立病院機構 西新潟中央病院

二つの帆を持つ
メディカルシップの船長として

院長 大平 徹郎

院長就任の抱負をお話しください。

当院は呼吸器疾患、脳神経疾患(難病)の二つの分野を中心とした専門性の高い病院です。日本海を臨むロケーションから、二つの帆で前に進む「西新潟メディカルシップ」と考えています。

私は院長として、患者さんの満足度の高い病院を目指します。患者満足度は病院職員の勤務満足度とも比例します。医療人は共感・礼節・思いやりを持って病める方々と接し、自らの力を思う存分発揮することでやりがいを実感することができます。各職員は「家族は私たちの病院に入院させたい」と思える診療・看護を実践し、幹部は患者さんが笑顔になれる病院づくりに尽力します。私がかじ取りを間違えなければ、職員が笑顔で勤務できる病院づくりができるでしょう。

改めて病院のミッションをお話しください。

当院には三つの使命があります。当院でこそ可能な質の高い専門医療の提供、地域を支えるとともにグローバルな視点も備えた医療の展開、新潟で活躍する医療人材の育成です。

このミッションは具現化し、昨年末にメディアでも報道されました。原因不明の難病で寝たきりだったロシアの少女が当院を受診し、遺伝子異常が分かったのです。帰国後に投薬を始めた結果、てんかん発作が治まりました。日本語が堪能なロシア人スタッフが常駐していたのも幸いし、海を越えわが子を治したい思いに応えることができました。主治医が子育て中の女性ドクターだったことも大きいでしょう。男女共同参画を念頭に働きやすさに配慮するなど、幅広い人材が活躍できる環境づくりに力を入れていきます。

愛読書は何ですか。

磯田道史『無私の日本人』で、江戸時代の仙台藩吉岡宿を救った穀田屋十三郎のエピソードを読み、いたく感動しました。貧しい宿場町の行く末を憂い、同志と貯めた金を藩に貸してその利息を得ることで吉岡宿は救われました。

新潟市西区にも同様の話があります。低湿地で頻繁に水害が起きた地に新川を造ったことで、人々は危険から救われました。他者の幸せを自分の喜びと感じられる先人たち。その思いは患者さんと接する医療人にも通じます。若い人たちにも読んでほしい本です。

概要
所在地 〒950-2085 新潟市西区真砂1丁目14番1号
TEL.025-265-3171(代)FAX.025-231-2831
設立日 2004年4月1日
事業内容 病院(呼吸器疾患、脳・神経疾患)
診療 呼吸器内科・呼吸器外科・脳神経外科・精神科(てんかん)・脳神経内科・神経小児科・小児整形外科・整形外科・放射線科・麻酔科
療養介護事業所「さくら」、児童発達支援・放課後デイサービス・生活介護事業所「あかしあ」、訪問看護ステーション
職員数 572人
病床数 400床
ホームページ https://nishiniigata.hosp.go.jp/
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