導電・絶縁材料で
エレクトロニクスを支える

代表取締役社長
小田嶋 壽信氏
- 近年のトピックをお話しください。
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2015年に開始した本社再編プロジェクトは最終ステップの管理厚生棟建設に取り掛かります。働きやすい環境、業務の効率化はもちろんのこと、地域貢献の一環として災害備蓄や通学路確保のため、セットバックして歩道の整備も行います。16年に開園した事業所内保育園は社員の子どもだけでなく近隣のお子さんも受け入れ、全体で70人となっています。
- 今年からの新中期計画スローガンは「サステナブル・グロース」です。
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前のスローガンは「スモール・バット・グローバル」でした。われわれは単なる規模の拡大は求めず、常に目指しているのは「幸せを共感/共有できる会社」です。幸福の在り方は社員それぞれですが、豊かさを実感できる、最先端製品を創造できる、お客さまにご満足いただけるなど社として整えられることはあります。中長期計画はこのためのステップです。10年後には全国レベルで「良い会社」として評価を得られることを目指しています。
良い会社とは、継続的な成長、一人当たりの生産性の高さと高処遇、そして誇りと生きがいを感じられ、高い評価を得られること。この全てがそろうことと考えています。 - 売上の海外比率が8割を占める御社の危機管理は?
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東日本大震災を受けて13年に台湾に生産工場を建設しました。本社が被災などで稼働できなくなった場合でも、ここから各地へ供給できる体制を整えています。社員の海外出張は日常茶飯事ですが、今回の新型コロナウィルス感染拡大では海外出張は全面的に禁止とし、社員の安全確保を図りました。
- 次世代通信規格「5G」への期待は?
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あらゆるものがインターネットでつながる、いわゆるIoTが進んでいますが、5G化によりそのスピードはより一層加速されるでしょう。当社のビジネスフィールドもさらなる広がりが見込まれるため、新しいニーズにタイムリーに応えていきます。
- 子どもの頃の夢をお話しください。
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幼稚園の頃「会社の社長」と書いた覚えがあります。父はよく海外出張へ出ていて、時折外国人のお客さまが泊まりに来ていました。グローバルなのが社長と思っていたんでしょうね。
- 概要
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所在地 〒950-3131 新潟市北区濁川3993番地
TEL.025-258-5577 FAX.025-258-5511設立 1947(昭和22)年2月17日 事業内容 エレクトロケミカル材料の研究・開発・製造・販売 資本金 8,000万円 売上高 320億円(2018年度) 従業員数 565人(2019年3月末現在) 営業所など 営業所:東京・大阪 研究所(ナミックステクノコア):新潟市北区島見町 工場:新発田市 海外拠点:米国、台湾、韓国、中国、ドイツ、シンガポール グループ会社 (株)タック・エンジニアリング ホームページ https://www.namics.co.jp リニューアルした本社 新生産棟