- 紙面シリーズ
脱炭素なぞなぞQ&A
2024年1月28日 朝刊掲載分CO2とお年玉の話、どちらにも共通したことがあるよ な~んだ?
「貯める」のも一つの方法
CO2はなるべく減らしていきたいけれど、出てしまったCO2を地下深くに貯めておくとりくみが新潟県内で始まろうとしているよ。
国際エネルギー機関がまとめたシナリオでは、2050年にCO2排出量ネットゼロを実現する「ネットゼロシナリオ(Net Zero Emissions by 2050 Scenario)」によると、CCS・CCUSにより年間76億トンのCO2回収を見込んでいます。
一方で、現行の政策のまま取り組みを進めていくシナリオでは、ネットゼロシナリオには遠く及びません。世界各国が、コストや技術などの課題を克服してくことが求められています。
国際エネルギー機関の報告書「World Energy Outlook 2021」によるシナリオ別CO2回収量の見通し
2023年12月24日 朝刊掲載分人によっては「最先端」、人によっては「ざっくり」と感じるエネルギーってなんだ?
だいたい(代替)エネルギー
脱炭素は単に「CO2を減らす」という話だけじゃない! 自然や水素やアンモニアなどこれまでのエネルギーに変わる再生可能・次世代エネルギーの活用や実験が行われているのも新潟なんだよ!
新潟県は首都圏などへの電力供給県であり、豊富な水資源を活用した水力発電などの再生可能・次世代エネルギーも活用し、電力を作っています。今後も再生可能・次世代エネルギーの導入が見込まれており、多くの再生可能・次世代エネルギーの供給を通じて、新潟県だけでなく、日本の脱炭素化に貢献できる可能性を持っています。
新潟県内の再生可能・次世代エネルギーの発電設備容量の推移(発電設備容量/MW)
2023年11月29日 朝刊掲載分「脱炭素」で町おこしと、おなかの調子を整えることってちょっと似てるのはな~ぜ!
町内(腸内)が元気に!
柏崎市、十日町市、村上市や佐渡市など県内でも各地で脱炭素をテーマにした町づくりがスター トしています!地球温暖化の問題も人口減少も待ったなし!みんなで知恵を出し合おう!
博報堂SDGsプロジェクトの調査では「脱炭素は誰が取り組むべき課題だと思うか」について尋ねたところ、「大企業」82.9%、「政府・官公庁」78.9%に続いて、「生活者」67.3%があがった。自分たち生活者も取り組むべき課題だという認識が浸透している。
また「みんながすべきこと」という認識を持っている人も84.4%と高い。
Q 脱炭素は誰が取り組むべき課題だと思うか(複数回答)
Q 日々の暮らしの中での脱炭素行動は、みんながすべきことだと思うか
2023年10月29日 朝刊掲載分たとえば環境問題、たくさんの人たちといっしょに考えたい場所ってど~こだ?
みなと(港=皆と)
人やモノが行き交う港は脱炭素化でも重要な役割を果たします。
新潟県内の港では関係者が集まり「カーボンニュートラルポート」を目指してどんな取り組みを進めていくか検討中です!
国がまとめた国内の港湾取扱量ランキング(2020年、上位100港)によると、本県の港では新潟港が第26位、直江津港が67位となっています。新潟港より上位では、太平洋側の大都市圏にある港がほとんどを占めています。県内の港が日本海側の拠点港となり、脱炭素社会を作っていく上で必要な役割を果たしていくことができれば、新潟の拠点性や魅力の向上につながる可能性を持っているといえそうです。
2023年9月24日 朝刊掲載分お出かけしようと思ったら、いつもと違うのりものをすすめてくる「いきもの」がいるよ!なにかな?
(のり)カエル
乗り慣れているマイカー移動をバスや電車などを使ったり、自転車に乗ったり歩いてみたり。移動を工夫することでCO2は減らせます!みんなも環境にやさしいほうへ、のりかえる?
博報堂SDGsプロジェクトの調査では「気候危機」を抑制することに貢献できる行動についてどの程度行っているか質問しました。調査では「家庭での節電する…」「廃棄食品を減らす…」がいずれも8割を超える結果となりました。今回のテーマである移動に関しても「徒歩や自転車で移動する、または公共交通機関を利用する…」は70.7%と7割を超えています。
反対に、より能動的に積極的に取り組む行動「電気自動車に乗りかえる…」(11.8%)などはまだまだ行動としては高くないようです。
Q14「気候危機」を抑制することに貢献できる行動について、あなたはこれらの行動をどの程度行っていますか。
- 気候危機とは:CO2などの温室効果ガス排出に伴う地球の気温上昇により、自然災害、異常気象、生物多様性の喪失、汚染、食料不足や水不足を悪化させるとともに、より幅広く、経済の混乱、格差の拡大、貧困の増大、紛争やテロの増加などを招く社会全体の危機を指します。
2023年8月27日 朝刊掲載分かいものをするときに、大切にしたい「もの」ってなあ~に?
じのもの(を買う)
地域でつくられた農産物(じのもの)をその地域で消費することで、ものを運ぶ費用はもちろん、運ぶときに発生するCO2も削減できる!おかいものは、ぜひ地産地消で!
博報堂SDGsプロジェクトの調査では「脱炭素社会」に関する「情報テーマ例」を呈示し、魅力度を聞いたところ、「【輸送の工夫】地産地消の商品紹介(67.7%)」や「【消費の工夫】捨てるや売るより直すサービス紹介」 (62.3%)「【食事の工夫】出荷できない魚の実は美味しい食べ方紹介」(62.0%)などが上位で、食周りの工夫情報は魅力度が高いようです。
2023年7月30日 朝刊掲載分ひかえ目にすると地球にも自分にもうれしい「かい」ってな~んだ?
むだづかい
たとえば、マイバックを使うようにしたり、こまめに節電や節水をしたり、食べ残しを減らしたり。日々の暮らしの中で意識することで、地球にもお財布にもうれしいかも!?
「ゴミのリサイクル」や「節電・節水」など17項目の脱炭素につながる行動の中で、男女別にどのくらい実践しているかを調べた。男性よりも女性の方が実践しているポイントが高い。
「脱炭素につながる行動を実践していない」と答えた女性でも「ゴミのリサイクル」「節電・節水」「マイバッグの利用」「フードロス」「まとめ洗い」「マイボトル・マイ箸の利用」など毎日できることは、実践していると答えた男性層と同じくらい行動している項目もありました。(2022年9月調査)
2023年7月22日 朝刊掲載分地球にとって、みんなが「脱ぐ」とうれしいとりくみってな~んだ?
脱炭素(だつたんそ)
地球温暖化の原因、温室効果ガス(CO2)の排出量をゼロにするとりくみのこと。
ある調査では、89.6%の人が「脱炭素」を知っていると回答。関心の高さがわかりますね。
質問で提示した言葉をどの程度知っているか。(言葉を知っている+内容まで知っている計)という問いに対して「脱炭素」という言葉を知っている人は89.6%(2022年9月調査、前回22年3月調査では90.8%)、「カーボンニュートラル」は86.4%(同85.6%)と変わらず。22年9月調査から追加した「実質排出ゼロ」は65.9%と比較的高いももの、同じ意味の「ネットゼロエミッション」は20.6%にとどまる結果になっています。
脱炭素やカーボンニュートラルは9割弱の認知となっています。その他の言葉も少し増えており、認知度は徐々に広がっています。