トピックス

だつたんそうしよう!

  • 紙面シリーズ

CO2削減へプラスチック製品の分別

脱炭素ニュース

分別を徹底して、CO2排出量削減に協力を

地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス削減に、ごみの分別は重要だ。特に、焼却するごみの適切な分別は、ごみの総量を減らすことに加え、焼却時にCO2排出量が多いプラスチックごみの削減につながる。関係者は「住民一人一人が、ごみ分別を意識して取り組んでほしい」と訴える。

県内の多くの自治体では、ペットボトルとプラスチック製容器包装、紙類を資源物として、分別するよう定めている。しかし、分別せずに資源物を燃やすごみに混ぜて出す人もいるという。

新潟市によると、2023年度の家庭系・事業系の燃やすごみ収集量は約18万トンで、うち資源物は約3万トン(市試算)。資源物の焼却処分によるCO2排出量は、約1万トン(市試算)で、うち9割以上をペットボトルとプラスチック製容器包装が占める。燃やすごみに含まれる資源物としては2割ほどだが、CO2排出量はとても多い。

市担当者は「洗えばプラスチック資源として収集できるものもある。分別を徹底して、CO2排出量削減に協力してほしい」と話している。

収集車で集められたごみ。プラスチック資源が混ざることもある
=新潟市西区の新田清掃センター

    関連記事

    脱炭素、今日からできることが3つあーる(R)!
    紙面シリーズ
    脱炭素社会実現に貢献できる、最も身近な取り組みの一つに「3R(スリーアール)」がある。「Reduce(リデュース)」、「Reuse(リユース
    体験を通じ、楽しく環境学ぶ
    紙面シリーズ
    「にいがた環境フェスティバル2024」開催環境について楽しく学ぶイベント「にいがた環境フェスティバル2024」(県主催)が17日、JR新潟駅
    ふやせ、緑! へらせ、海のごみ!
    紙面シリーズ
    地球温暖化防止へ、植物が重要な役割を果たしている。地球温暖化の原因とされる温室効果ガスのうち最も割合の多い二酸化炭素(CO2)を、森林などが
    Let’s 買いすぎない! つくりすぎない! のこさない!
    紙面シリーズ
    「食品ロス(フードロス)」という言葉をご存じだろうか。まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことだ。食品ロスは「もったいない」というだけで
    暮らし
    山田彩乃さんに聞く環境に優しい食生活
    紙面シリーズ
    残さず食べよう!にいがた県民運動新潟県は、食品ロス削減に向けて「残さず食べよう!にいがた県民運動」を展開中だ。県民と一緒に県民運動に取り組み
    暮らし
    お出かけ方法を変える。脱炭素にもつながる?
    紙面シリーズ
    地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス。中でも、通勤や通学、買い物、旅行などの「移動」に伴う排出量が、2023年版環
    暮らし