- 紙面シリーズ
にいがた脱炭素プロジェクト「だつたんそうしよう」では、2月から約1か月にわたりCO2の排出を減らす再配達削減チャレンジを実施しました。
1回で荷物を受け取るためのアクションに多くの県民の皆さんがチャレンジし、アンケートに回答いただきました。
参加者のアンケート結果と、配達を担う企業の取組について一部紹介します。
再配達削減アンケート結果


参加してみての感想
- 日用品のネット注文が増えたので、不在の時間帯を避けて時間指定で配達依頼しています。これからも再配達の無いように気をつけたいと思いました。
- 再配達を防ぐことが脱炭素(二酸化炭素排出量の削減)につながるという事を初めて知りました。再配達は受け取り側で軽減可能です。今後、再配達をなくすようにしていきたいです。
- 自宅で待つ必要のないコンビニや事業所での受け取りは、期間内であれば都合のいい日時にいつでも受け取れて、とても便利です。
- 再配達を防ぐことでエコになるし、ドライバーさんの負担軽減になるので、これからも取り組みたいと思った。
- 私は再配達が配達業者の方に申し訳なく思っていますので、置き配やコンビニ・営業所受け取りを必ずしています。そこまで気を使う(遣う)ことはないと人に言われたことがありますが、なにげにしている私の行動が脱炭素に少しでも役に立っているのだと知り、嬉しく思いました。それからもこの行動は続けていくし、まわりの人にも教えてあげることが必要なのだなと思いました。
- 時間指定をして受け取ったり、営業所で受け取ったりすることで、受け取る側も待つ時間が短くなるのでありがたいです。
今回のチャレンジで初めて置き配をしてみました。この方法も楽でいいですね。
県内の宅配業者も、再配達削減へ取り組みを進めています
多様化するライフスタイルとともに電子商取引(EC)の急速な拡大で、宅配便の取扱個数が、年々増加しています。それに伴い、荷物の再配達率は約10.2%(国土交通省2024年10月調査)に達します。再配達の発生は、トラックの移動による二酸化炭素(CO2)排出量の増加やドライバー不足を深刻化させます。
県内に事業所を展開する宅配業者は、再配達の削減を進めています。それぞれの取り組みを紹介します。
ヤマト運輸株式会社
ウェブ会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録すると、受け取り日時の変更に加え、受け取り場所として、同社の営業所やスーパーなどに設置されている宅配ロッカーも選ぶことができます。さらに、2024年6月から自宅の玄関前や宅配ボックスなど指定場所で受け取れる「置き配」も始めました。

佐川急便株式会社
ウェブ会員サービス「スマートクラブ」を展開。配達時間の変更のほか、コンビニエンスストアや郵便局での受け取り、置き配などを選ぶことができます。同社のLINE公式アカウントには、配達予定日時を知らせるサービスもあります。

日本郵便株式会社
宅配ボックスなどへの指定場所配達をWebから申し込めるほか、「置き配」の利用拡大も進めています。さらに、「置き配バック」の利用促進にも力を入れて取り組んでいます。
