- 紙面シリーズ
原材料調達から廃棄・リサイクルまでの二酸化炭素(CO2)排出量を”見える化”する「カーボンフットプリント」。毎日の食事や移動手段など、日常の行動でどのくらいのCO2が排出されているかが分かるようになり、よりエコな商品やサービスを選ぶヒントになります。そのひとつが「デカボスコア」。従来と比べて何%削減されたかを算定し、「削減率」として分かりやすく表示します。にいがた脱炭素プロジェクト「だつたんそうしよう」では、「デカボスコア」を表示した商品を販売する企業を募集。参加企業4社を紹介します。
カーボンフットプリント(CFP)とは

カーボンフットプリントの表示は、企業の脱炭素アクションを数値化して分かりやすく伝えることができる取り組みです。
このたび、カーボンフットプリントのラベルのひとつである「デカボスコア」を活用した先進的な取り組みを県内企業4社が開始します。
参加企業
企業の紹介
ハム・ソーセージの製造販売や業務用食材卸を手掛けています。トレーサビリティー(生産流通履歴)の運用などを通し、厳しい品質管理の下で製造された食品を食卓に届けています。県産の原料を多く使うことで輸送距離を短縮し、環境負荷の軽減に取り組んでいます。
スコア化への期待
学校給食に食品を提供する機会も多いため、「この数字にはどんな意味があるの?」などと子どもたちや栄養士の皆さんに興味を持ってもらい、食育につなげられたらと考えています。おいしさだけでなく、環境にも配慮した食品であることを知ってもらえたらと思います。

常務 佐藤哲也さん
企業の紹介
航空宇宙分野にも使われる高品質なチタンの製造端材を主な材料に、アクセサリーを企画・製造・販売しています。軽くて丈夫で金属アレルギーでも安心なチタンの魅力を届けるとともに、廃材をアクセサリートレーなどにも再利用する、資源を無駄にしないものづくりを大切にしています。
スコア化への期待
脱炭素への貢献度が数値で見えることで、社員の意識向上につながると期待しています。少人数の企業ですが、自分たちにできることから脱炭素に取り組んでいます。私たちの取り組みを知ってもらい、他企業が脱炭素に踏み出すきっかけになればうれしいです。

企画部チーフ 和田夏生さん
企業の紹介
放置竹林の竹や加工場から出るカニ殻を活用した土壌改良資材の生産を手がけています。荒れた竹林の整備や、これまで廃棄されていたカニ殻の再利用により環境負荷を低減させています。今後は全国の様々な未利用資源を活用し、環境再生型農業の実現に貢献していきます。
スコア化への期待
竹やカニ殻など、地域の未利用資源を活用することの環境面での価値を伝えていきたいと思います。土壌改良資材は農業だけでなく家庭でも活用できます。多くの人に使っていただくことで、一人ひとりが脱炭素社会の実現に参加するきっかけになることを期待しています。

代表 井関繁喜さん
企業の紹介
新潟クボタグループでは、農業機械の自動化を進め、使用燃料の削減などに取り組んでいます。このほか、水を張っていない田んぼに直接種もみをまく「乾田直播(ちょくは)」の技術を生産者に指導し、生産者の負担軽減と持続可能な農業の実現を支援しています。
スコア化への期待
地元企業として脱炭素に取り組んでいることを知ってもらう機会だと捉えています。昨今、コメに対する環境が大きく変化している状況ですが、スコア表示によって付加価値を生み、販売面でのプラスにつながれば、生産者にとっても新たな収益や励みになると考えています。

社長 小林岳洋さん




